🎩Carnet de Haute Mode d’Emera / エメラのオートモード手帖🎩
✨7月5日は「アリスの日」!不思議の国への扉が開く日✨
1862年7月4日、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』の物語の原案が生まれた特別な日。
それを祝して、7月の第1土曜日は「アリスの日」として世界中で愛されています!
特に🇬🇧のオックスフォードでは、この日、アリスの魔法に包まれたイベントが盛りだくさん❣️ あなたも不思議の国に飛び込んでみませんか?
🌟あの奇妙で魅力的な帽子屋、ハッターをご存知ですか?🌟
『不思議の国のアリス』に登場する、値札のついた帽子をかぶった風変わりなキャラクター。そう、”Mad Hatter マッド・ハッター”🎩
ティム・バートン監督の映画『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年・2016年)では、ジョニー・デップが演じる ”Tarrant Hightopp タラント・ハイトップとして登場。赤の女王に滅ぼされたハッター一族の末裔として、鮮やかに描かれました。
小説では、アリスが不思議の国を冒険中、三月ウサギや眠りネズミと一緒にエンドレスなティーパーティーを楽しむハッターに出会います。奇妙な言動でアリスを翻弄し、答えのないなぞなぞを投げかけたり、女王の死刑宣告で時間が止まってしまったと語ったり…。
彼のトレードマークは、”10/6(10シリング6ペンス)”の値札が揺れる帽子🎩
チェシャ猫に「気が狂っている」と言われるハッター。
その由来は、英語の慣用句 “as mad as a hatter”(ハッターのようなくそくらえな奴)にインスパイアされたもの。でも実は、小説では「マッド・ハッター」と呼ばれることはなかったそうです。
🎩 なぜハッターは“気が狂っている”の? 2つの語源説を紐解く!
《語源説-1:水銀中毒の悲劇》
19世紀の帽子作りは、まさに命がけ!
フェルト帽を作る「キャロット」という工程では、硝酸水銀のオレンジ色溶液でウサギやビーバーの毛皮を処理。これで毛が縮まり、フェルト化しやすくなるのですが…問題は”水銀蒸気”。
帽子職人たちはこの毒性のある蒸気にさらされ、振戦(手足の震え)や水銀エレチスム(癇癪、過度な人見知り、不眠など)といった症状に悩まされました。これが「ハッターの職業病」とされ“as mad as a hatter”というフレーズが生まれたのです。
ルイス・キャロルは、故郷チェシャーやオックスフォードの学界で、この水銀中毒の話を耳にしたのかもしれません。ハッターの奇抜な行動は、こんな歴史的背景から生まれたのかも!
《語源説-2:毒ヘビと狂気の言葉遊び》
もう一つの説は、言葉の魔法!
“Hatter”は、アングロサクソン語の “atter(毒)” に由来し、毒ヘビ “adder”(ヨーロッパ産のマムシ)とつながるというもの。
“Mad” はイギリス方言で「毒のある」という意味も持ち、”mad hatter” は “mad adder(毒ヘビ)” を掛けた言葉遊びとして、キャロルが巧みに創作したキャラクターなのでは? 帽子屋が“狂気”と結びついたのは、こんな言語のトリックかもしれません!
ちなみに、フランス語の慣用句 “travailler du chapeau”(帽子を加工する) も「気が狂っている」という意味。19世紀、帽子屋はどの国でもちょっぴりクレイジーだったみたいです😅
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