Day 18 「Daily Hat Delight / 毎日の帽子物語」

a bucket hat:バケットハット

バケットハットとはバケツをひっくり返したようなシルエットの帽子。

平らなトップクラウンと、キツく下向きのブリムが特徴の布帛製で柔らかい素材の帽子が多いです。基本のブリムの型紙は「急下り」または「特急下り」で作られます🧵🪡

名称は異なりますが、日本でも昔から布帛のカジュアルな帽子として親しまれてきたアイテムの一つです。(テラピンチ、サファリハット、またはタウンハットなどと呼ばれていたかと思います🤔)

女性向けにはCloche クローシュ・クロッシェと呼ばれている帽子とほぼ同じシルエットで、ブリムの傾斜がきついので顔を程よくカバーしてくれます。

日除けにも防寒にも最適で、若い世代から大人まで幅広く愛される、魅力的なアイテムです👍


📖意外と新しい歴史

バケットハットの誕生は1900年頃のアイルランド。

「Irish walking hats(アイルランドのウォーキングハット)」の愛称でも親しまれています。


もともとウールフェルトまたはツイード生地で作られており、原毛から得られるラノリンにより、自然に防水性が高まりました。

ラノリン (Lanolin) は、ウールなどの毛に覆われた動物の皮脂腺から分泌される蝋。

お手入れや収納が簡単なだけでなく、ブリムは農民や漁師の首の後ろを保護し、目に入る雨を遮断するため、すぐに労働者階級の象徴となりました。


悪天候でも耐久性があることから、英国の上流階級の人々の注目を集め、狩猟、釣り、スポーツ、田園地帯での散歩の際に着用されるようになりました。


第二次世界大戦で国際的な知名度がさらに高まり、兵士たちは悪天候への対策として、再び新しいバージョンのバケットハット/ブーニーハットをかぶるようになったと考えられています。

この動きはベトナム戦争にも波及し、アメリカ兵にはオリーブドラブ色の綿生地が支給されました。


1960年代には英国のモッズ文化やヒップホップカルチャーでファッションの主役に!今ではストリートファッションの定番で、最近は「バケハ」とも呼ばれてますね。


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