『キャノティエ・ボーター・セーラー・スキマー 』

canotier (仏) boter (英) sailor (英) skimmer (英)

カノティエ、キャノティエ、カンカン帽、ボーター (日)

canot キャノ・フランス語でボートを漕ぐ人が被ったところから、canotierと呼ばれるように。

トップクラウン、ブリムとも平らなのが特徴ですが、クラウンが丸くてもブリムが水平であればキャノティエ。アメリカでは、この型のことをボート・セーラーと呼ぶ。

18世紀中頃、skimmer スキマーやsailor セーラーとも呼ばれ、非常にブリム幅の広く、クラウンの浅い、ストローハットが特に女性に流行、20世紀まで流行った。

18世紀末、英国海軍の偉大な提督ホレーショ・ネルソンが円形のストローハットを海軍軍人の夏の制帽にした。英国人はこの帽子をboter ボーターと呼んだ。

ストローハットは湿気に触れると柔らかくなんるので、、水兵たちはそれを防ぐために帽子にシュラックを塗るようになった。

そのため硬くなり、叩くと「カンカン」と音がするほど固い帽子であることから日本ではカンカン帽という俗称が定着した。

シュラック塗りのストローハットをsennit straw セニットストローと呼ぶ、船乗り用語が元になってついた名称で、麦わら編みに似ているロープ編みの技法の一つ、seven knit セブンニットに由来。


イギリス・イートン校ではネルソン提督に敬意を表してこの帽子を制帽に、毎年6月4日のボートデーには、生徒たちはリボン飾りバンドに花を挿したボーターをかぶる。

19世紀、ヨーロッパでは鉄道旅行ができるようになり、人々は気軽な略式帽子をかぶるようになった。最も好まれた夏物帽子はストロー製のセーラーハットと糊で固く作られたボーターハット。帽子が突風にさらわれて無くなるのを防ぐために、黒い絹の紐かエラスティック(ゴム)で帽子のクラウンに巻きつけて、その端を上衣の衿の折り返しにつけてあった。


20世紀、男女の夏の帽子製造に使用される多くの上質な麦わらは、フィリピン、中国、日本からヨーロッパに入った。特に日本の火山性の国土からは上質の麦わらが産出された。それに加え、安価な労働力と新しい編み方を生み出す東洋人の器用さがあった。


日本では大正7年ごろからタウンハットとして、洋服、和服問わず男性の夏のかぶり物になりました。戦前は七五三のお祝いの時に、男の子はほとんどこの帽子をかぶった。


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