1942年『 The Mode in Costume モードの歴史 』
日本語版は文化出版局より1979年5月に翻訳 石山 彰
著 Ruth Turner Wilcox ルース・ターナー・ウィルコックス
1888年 – 1970年 アメリカ合衆国の画家、ファッション・イラストレーター、服飾史資料の収集家。
ファッションの歴史、西欧服飾史をイラストで紹介。
1951年『帽子の製作』 婦人画報洋裁文庫
著 岡田全弘(まさひろ) 1912年生まれ。
ベルモード入社後、1933年に独立。1935年にはシャロット婦人帽子店を銀座並木通りに。
69年前に出版された帽子製作のための本です。
様々な帽子の型紙も掲載されています。
1959年2月『帽子のはなし』東洋館出版社
著 坂田登
1920年生まれ。
千代田製帽株式会社代表取締役就任。1959年チヨダ・シャポー・アカデミーを創設同校校長。
『初めて帽子を勉強しようと思う人に役に立てば』と出版された本です。
イラストと写真で、わかりやすく帽子の種類や、エチケット、材料の説明、色や飾り、さまざな種類の帽子の作り方がぎゅっと紹介されています。 61年経った今でも役に立つ本だと思います。
カラー写真で再版して欲しいくらい!! 本の大きさも漫画本ほどの大きさなので、携帯にも便利です。
1959年6月『 The Mode in Hats and Headdress 欧米理容美容の歴史 』
日本語版は1994年発行
著 Ruth Turner Wilcox ルース・ターナー・ウィルコックス
1888年 – 1970年 アメリカ合衆国の画家、ファッション・イラストレーター、服飾史資料の収集家。
ウィルコックスによって、美術家、理容師、美容師、 帽子製作者、舞台デザイナー、教師、学生などのために、歴史上のあらゆる帽子や髪型を記録している本。
古代エジプト時代からルネッサンス時代 →1950年代までの髪型、メイク、帽子の歴史を図解とともに解説している楽しい一冊♪
クラシックな帽子と歴史が好きな人にはとっても楽しい一冊です!!
フェルトがどうやって誕生したかも説明しています。
日本語版は廃盤になっているかもしれませんが、Amazonで原書は販売されいます。
『 The Mode in Hats and Headdress 』A Historical Survey with 198 Plates
1960年『目で見る 婦人帽子のデザイン理論』東洋館出版社
『帽子のはなし』の坂田登さんの2冊目の帽子の本。
1959年に出版された、『帽子のはなし』より『難しい問題に正面からガッチリ取り組んだ』と
はしがきに記載されているように、理論的に帽子のデザインをご紹介してくれている。
イラスト、画像も豊富でとてもわかりやすい。
著者が『寝転びながら気楽に読めない』とも書かれていますが、とても興味深い一冊。
1962年『かぶり物 昔と今』東京・エディトリアル・プロダクション
著 岡田全弘(まさひろ)さんの2冊目の本。
*まだ手にしたことがなく、内容はわかりません。 国会図書館でもデーター化されてないです。
古書店にはいくつかありそうです。
ちなみに息子さんの喜遥さんご夫婦が「シャロット オカダ」の名前で栃木県那珂川町大山田下郷で、女性用帽子を作り続けているようです。(2017年現在) http://www.asahi.com/articles/ASK7S51JNK7SUUHB00P.html
1969年8月 『新版 帽子の作り方』 文化出版局
著 酒井登代 出生不明
文化服装学院で洋裁教育にあたられ、パリにてフランス人 modiste モディスト(帽子デザイナー)
ジャン=バルテ氏のもとで研鑽を積まれ、文化服装学院帽子科の主任を。
帽子に対する認識が深まり、気軽に被ってもらえるよう、歴史、用具、材料、型紙などが丁寧にまとめられている一冊。造花やウェディングベールの作り方も掲載。
1973年『帽子講座 SALON DE CHAPEAU』
著:西塚庫男 出生不明
ベルモード婦人帽子店、リボリ婦人帽子店を経て、1949年に阿佐ヶ谷に帽子研究所を。
1951年には高円寺に「サロン・ド・シャポー学院」を 渋谷にあるサロン・ド・シャポー学院の教科書。 幅広く帽子製作のことが書かれているかなと、思う一冊。子供用帽子の作図、毛皮や羽根、ウェディングベールの扱い方、ブレード帽、チップの作り方等も紹介されています。
帽子製作のことをより深く知りたい方への一冊です。
戦後の女子の習い事ブームに乗り、規模を拡大。 婦人帽子に対する知識と技術を教育。
1979年3月 『 服飾辞典 』文化出版局
昭和28年から幾多の困難を伴いながら、昭和53年に出版された服飾辞典です。
帽子の種類もイラスト付きでたくさん紹介されています。
1991年5月『工芸〈1〉 (文化ファッション講座) 』文化出版局
文化服装学院・ファッション工芸科の2003年くらいまでの教科書。
基礎製図(型紙/パターン)の勉強にはこれが一番簡単でわかりやすい。
今はもう廃盤になってしまっているので残念ながら新品は手に入らないですが、
amazonや古書店で購入可能。
帽子以外に、バッグとシューズの製作方法も載っているので、皮革の知識も手に入ります。
1994年『別冊25ans 帽子』婦人画報社
著 平田暁夫 長野県出身 1925-2014年
日本を代表する modiste モディスト( 帽子デザイナー)
1939年頃~1943年東京銀座の帽子店 シャロット(岡田全弘)で修業。
1955年独立。 1962年パリに留学 オートクチュールの帽子づくりを日本人ではじめて習得し。
1965年帰国。 のち平田暁夫帽子教室,ブティックサロン ココを開設。
有名デザイナーの帽子や美智子皇后の製作を手がけた。
1995年2月 『帽子の物語』河出書房新社
著 永森 羽純 ナガモリハスミ 栃木県生まれ。
早稲田大学卒業。作詞家としてアーティストに詩を提供するほかミュージカルも手がける。
また、帽子作家としてステージ用帽子を製作。 93年、平田暁夫帽子教室特別賞受賞
おしゃれな帽子から実用的な帽子まで、いつの時代にも人々に愛された帽子にまつわる数々のエピソードを魅力的なイラストとともに紹介する帽子百科。
2000年11月『日本人と帽子』講談社
著 樋口 覚 ヒグチサトル 1948年生まれ。文芸評論家。
著書に『三弦の誘惑』(人文書院、三島由紀夫賞)、『一九四六年の大岡昇平』(新潮社、平林たい子賞)、『川舟考』(五柳書院)、『中原中也─いのちの声』(講談社)などがある。
中原中也のお釜帽子、スウィフトの帽子哲学、漱石の帽子…。
古今東西の文学、美術、社会にあらわれた帽子の果てなき謎を探索し、近代の「顔」に迫る「帽子哲学」。『三田文学』に連載された「日本人の帽子」をまとめる。
2002年 神戸芸術工科大学紀要『芸術工学』
“かぶりもの”の研究I-------p84
戸矢崎満男+吉武泰水+佐々木熙+山口惠子+木村博昭+見寺貞子+橋本英治+藤山哲朗
2003年 神戸芸術工科大学紀要『芸術工学』
“かぶりもの”の研究II-------p108
戸矢崎満男+吉武泰水+佐々木熙+山口惠子+木村博昭+見寺貞子+橋本英治+藤山哲朗
上記2冊の冊子の閲覧をご希望の方は、下記 までご連絡ください。
神戸芸術工科大学図書館
〒651-2196 神戸市西区学園西町8-1-1 TEL:078-794-5045 FAX:078-794-5047
lib@kobe-du.ac.jp
2004年『 ファッション工芸講座〈1〉 帽子 基礎編 』文化出版局
1991年5月『工芸〈1〉 』の改訂版
数字,計算が多くて、算数、数学が苦手な私には難しいですが、以前の教科書より詳しく製図方法が紹介されている。 写真・イラストも多いので、特に洋裁・手芸初心者におすすめの一冊!!
2005年『 東京の帽子百二十年史・資料集 』冬至書房
著 水野理一
1921年生まれ。水野ミリナー会長。
『東京の帽子百二十年史』の資料集として出版された一冊。東京の帽子業界の歴史がわかります。
2007年5月 『 帽子スタイル no.2 』 (ワールド・ムック 661)
「かぶりものを哲学する」をテーマに、古今東西、ありとあらゆる視点から帽子の魅力を徹底的に取材。
神戸芸術工科大学による被りものの研究。
文芸評論家の樋口覚さんと日大藝術学部の木村政司教授による対談では、ロンドンのロック帽子店を訪問した際の貴重なエピソードをご紹介。
2007年10月 『 旅路―L’itinéraire 』日本文学館
著 小林時代 (コバヤシトキヨ) 私の師匠です。 婦人帽子デザイン界の先駆者。
1928年島根県生まれ 1954年に上京し、サロン・ド・シャポー学院に入学
1960年『 HAUTE MODE(オートモード)』設立
1966年渡仏 パリにてフランス人 modiste モディスト(帽子デザイナー)カルロス・メディナ、ジャン=バルテ、マダムポーレットに師事。
帰国後、定期的にコレクションを発表。 文化服装学院、NHKオープンスクールなどの講師も。
人工皮革のエクセーヌを水野ミリナー(株)と協力し、数年をかけて1970年代に商品化、平成まで続いている人気商品に。
帽子に見せられて50年。自身の50年を振り返り、パリでの思い出と共に綴る。
過去に発表したコレクションもカラーで紹介。
2011年9月 『 帽子の文化史―究極のダンディズムとは何か 』ジョルダンブックス
著 出石 尚三 ( いずいししょうぞう )
1944年 香川県出身服飾評論家、ファッション・エッセイスト、ウォッチオブザイヤー審査委員長。
私は未読ですが、商品詳細によると。。。
帽子はお洒落の終着駅。「ナポレオンと二角帽」「チャップリンと山高帽」など、主としてソフト・ハットの歴史や逸話を紹介。それぞれの時代の、それぞれの誇り高き男がどんなふうに帽子を愛してきたのかがわかる。
出石さんの著書に『 ボルサリーノ物語 』2007年7月出版があります
紳士帽 好きにはおすすめの1冊。
世界の帽子愛好家を魅了してやまない、イタリア 紳士帽のボルサリーノ。
その150年間の歴史をひもとく時、一流とは何か、ブランドとは何かを静かに語りかけてくれる。
本書は、単にボルサリーノという一老舗企業の歴史を著した本ではなく、帽子をとおしてみた、
150年間にわたる一大モード史なのである。
2016年7月 『 ハットクラフトマン 』 エイムック 3452 CLUTCH BOOKS
クラッチ編集部
紳士帽の事を知りたい人向けの1冊。
こちらも私は未読なので、商品詳細によると。。。
ファッションアイテムとして、今や欠かせない存在になりつつあるハット。
もともとはフォーマルなイメージのハットだが、現在ではカジュアルファッションのキーアイテムとしても定番になりつつある。
もともとは歴史のある紳士のアイテムで、時代とともにその製法や素材のチョイス、それにデザインやアレンジなどで、様々なスタイルを見せてくれるようになった。
そんなハットにこだわり、今でも昔ながらの手仕事によるハット製作をするブランドが再注目されている。
デザインから製作までを手がけるハット・クラフツマンたちの製作現場を訪ね、大胆で雰囲気のある写真から、
ハットの奥深さ、作り手のライフスタイルを知ることができる。
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