ミシンの話
帽子を縫製する時、ミシンが必要になります。
特殊なミシンではなく、ごく普通の平ミシンで大丈夫です。
平ミシンには、
* 家庭用ミシン(コンピューターミシン、電子ミシン、電動ミシン)
* 職業用ミシン
* 工業用ミシン があります。
平ミシンの中でもオススメは『 職業用ミシン 』というカテゴリーのミシン。
基本直線縫いしかできませんが、工業用ミシンより音が静かでパワーは家庭用よりもあり、
直線に歪みがなく綺麗で、ミシン針を換えれば厚地も皮革も安心して縫製できます。
私は28年以上brotherのNouvelle Couture を愛用しています。
国内5大メーカー
・brother
・JUKI
・Janome
・Baby lock
・Singer
それぞれ、特徴の違う興味深い職業用ミシンを販売されています。特にベビーロックが気になりました。
ミシンの購入で気をつけたいことは、ネットで購入したとしても、近所のミシン屋さんがどこのメーカーを扱っているのか確認してください。
故障や不安なことがある場合、近くで対応してもらえるととても安心です。
ミシンはメンテナンスをしてくれる方が近くにいれば、安心して一生使えます。
購入するミシンは必ず試し縫いしてから購入して下さいね、音問題も大事です。
あると便利なもの
[ ミシンアタッチメント]
KAWAGUCHI ミシンのアタッチメント〈ステッチガイド〉 職業用
KAWAGUCHI ミシンのアタッチメント〈ステッチガイド〉 家庭用
[ ミシン針には太さがあります ]
ミシンによって、種類が異なりますのでご注意を。
縫製する厚みに合わせて換えるのが基本ですが、私は14番をつけっぱなしにしています。
皮革の際は革用ミシン針に換えます。
オルガンミシン針レザー用針
[ ミシン糸 ]
布地の厚みに合わせて選びますが、60番手か50番手を使用することが多いです。
Fujix シャペスパンはマットな印象
*サンプル帳持っているだけで楽しいです♫
オススメの糸セット
FUJIX フジックス シャッペスパン 太さ #60 200m巻 35色 糸立て セット F11225
【 ミシンが上手くなる方法 】
とにかく縫う→ミシンと仲良くなる。
家庭用のボタン・スイッチ式はわからないのですが、
フットコントロールタイプのミシンは、
とにかく足で踏んでリズムを掴む。自分の癖を知る。
初めて自転車や車を運転した時のように、身体で覚えるのが一番です。
好きな音楽を聴きながら、とにかくミシンを好きになり、仲良くなって下さい。
目打ちや押さえを上手に扱えるようになると楽です。
忘れがちなのが、ライト。
ミシン本体にライトは付いていますが、黒い布地に黒糸は見えないことが多いので、別な角度からライトをあてることをオススメします。
眼の疲れや肩こり防止のためにもライトには気を使った方がいいです。
【 帽子製作の特殊なミシン 】
・ ロックミシン
・腕ミシン 筒型本縫い
http://www.juki.co.jp/industrial_j/products_j/lether_j/cylinder_j/
腕ミシンに補助ベットがついているのもあるので、
直線縫い用にも使用できるので、腕ミシン一つで帽子製作する方もいます
http://www.stjapan.jp/kouda/2015tyuko/syousai-0713dsu144n.html
ブレードミシン・ブレード帽子専用のミシンです。
『ブレード帽子とは?』
ブレードとは、3本以上の糸を交差させ、無地、透かし、浮き、柄などに組んだ紐の事で、平面状とチューブ状のものがあります。作り方は、手縫、専用の環縫いミシン(ブレードミシン)、普通のミシン、ジグザクミシンなどを使用して、木型やチップに合わせながら、渦巻状に縫い合わせていくか、紐の特性を生かし、編む、組む、巻く、織るなどの技法で製作する帽子。
0コメント